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Back Stage 〜旅の途上で出逢った事・想った事:2002年《12月》〜

1日(日)PIXYS「半蔵門 LAHAINA」
13日(金)YUZO & ZOVAN「宇都宮 BIG APPLE」
22日(日)PIXYS「半蔵門 LAHAINA」
26日(木)PIXYS「池袋 AleHouse」
28日(日)YUZO & ZOVAN「江古田 クラブドロシー」


2002年12月1日(日)PIXYS「半蔵門 LAHAINA」

 今日は、私にとって超ハードな一日だ。午前中は念願の「所沢マラソン・5kmの部」に挑戦。午後からは「半蔵門 LAHAINA」でのLIVEだ。

 「所沢マラソン」に参加するまでの経緯は一年前にさかのぼる。友人のイラストレーターのARAYANに誘われたのがきっかけだ。言わば「お祭り気分」の参加意思であった。

 それでも、トレーニングをして突き出た腹を少しでも引っ込められれば、という思いも少しはあった。が、しかし本番の3ヶ月前の9月になっても、気持ちと体は動く気配を見せなかった。

 親父の入院や葬儀のせいにすることは出来ても、本気で体を動かしたのが、本番3日前とは情けない。にわかランナーの足の筋肉はパンパンに張り、階段を降りるのにも難儀をする状態になった。それでも当日は気合いが入ったのか、筋肉痛はさほど気にならなくなった。

 マラソン参加者「5kmの部」1500人の内訳を知り、なめきっていた自分を反省した。な・なんと50歳以上の男子が200人以上も居るではないか。それも、私みたいな「にわかランナー」ではなさそうなのだ。

 当日は小雨降る寒い日だった。西武ドーム球場に着いて、着替えてスタートラインに集合した時も、私の心の中には、けっこう行けそうな甘い考えがあった。しかし、それはすぐに打ちのめされる結果となる。

 10秒前よりカウントダウンが始まり、いよいよスタートとなった。俺は何を心に秘めて走るのだろう。と思ったが、頭の中はただ走る苦しさだけで、すぐにいっぱいになった。

   スタート時は団子状態であったが、1kmを過ぎた頃から、ばらけ始めた。私は自分のペースを守ることに注意を払っていたが、気が付けば、ほとんどビリに近い位置にいることが分かった。1.5km を過ぎた頃には、もう折り返して戻って来た奴等と遭遇した。中には「おかまのジュンちゃん」も居るではないか。その時、普段から走ってる奴等には、やはりかなわない事を思い知った。

 折り返して来た奴等に遭遇してからは、ただひたすら辛い道のりだった。痩せこけた女の子と、意味の無いデッドヒートを繰り返した。

 走ったり歩いたりを繰り返し、ゴールの西武ドーム球場が見え始めた。ゴールだけはカッコ良く決めたいと思い、残る力を奮い起こし走った。しかし、そこにも甘い考えの落とし穴はあった。球場に入ったところがゴールだと思い込んでいたのだが、入ってから、球場内をまだ半周走らなければならなかったのだ。私は球場ゲートを入ったところで力尽きた。あとはもうヘロヘロ。ゴールの手前で、70歳位のよぼよぼ爺さんに追い越された。あー、カッコ悪かったな。(笑)

 ゴールした後、あまりの苦しさに人工芝の上に仰向けにぶっ倒れた。ボーッとドームの天井を見上げていたら、じわじわと生暖かい想いがこみ上げて来た。誰にも見守られることの無い、ひとりの孤独なランナーがそこに居た。

 家に戻り、シャワーを浴びて、濡れ雑巾のように疲れて重たい体を引きずり、半蔵門へと向かった。

 「LAHAINA」に着き、しばらくすると徳田 建さんと井上としなりさんが笑顔で到着した。マジさんもやって来た。私の体の疲れが、少しづつ溶け始めた。

 彼らとジョイントするステージは、いつも質の高いものになる。信頼の置けるステキなミュージシャンたちだ。PIXYSもいつもより力を入れてがんばったよ。

 ハードだったけど、2002年の思い出に残る一日だったな・・・。  

[ 演奏曲目]

 1. Happy Day.
 2. 独りよがり
 3. 酔いどれ酒場
 4. 恋の酒
 5. ここに来て となりに座って
 6. あの日のDiary
 7. Body & Soul
 8. 鳥のように 花のように 風のように
 9. きっと・きっと
(アンコール)
10. Naked Soul.

以上

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